2017年03月30日
故人の尊厳を保つためにも必要となる火葬
人はいつか必ず旅立なくてはなりません。日本においては平均寿命が延びてきているものの、悲しい別れは必ずやってきます。昔は三世代の同居など大家族での暮らしが当然であったため、自然の成り行きとして高齢の人を看取るということが当たり前だったようです。しかし、現代は核家族化も進んでおり、人が亡くなるということが身近なことではなくなっています。そのため、葬儀に関する考え方も多様化している反面、根本的な知識を欠くことにもなっているようです。
人が亡くなるということはとても大変なことです。遺族は取り残されてしまう上に、葬儀など故人に係るあらゆる手続きを行わなくてはならなくなります。現在では、葬儀というのはお通夜と告別式を行うものだとして解釈されていますが、ひと昔前までは、遺体を荼毘に付すための過程のひとつだったようです。悲しいことではありますが、人が亡くなった場合、遺体は一定時間が経過すると腐敗を始めてしまいます。故人の生前の姿が失われていくのを目の当たりにすることがないように、また、故人の尊厳が保たれるように火葬を行わなくてはなりません。
火葬は遺体を焼くことですが、これは遺族にとって最もつらい場面となるかもしれません。日本では火葬がおよそ9割と非常に高くなっていますが、宗教などによっては遺体を焼くと魂が再生されないと考えられています。もちろん日本でも土葬を行っている地域はまだあるようです。ただ、埋葬のことなどを考慮した際には、やはり遺骨という形にしておくことが好ましいと考えられています。
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