2017年03月02日
ごみ収集のように厳しい時代に到来
日本でお葬式を行うには土葬は許されず、火葬をすることを義務とされます。それを行ういは市町村運営の火葬場を利用しないとなりませんが、その際に棺桶に入れることができるものとできないものとが存在することになります。かつてはアバウトに許された時代もありましたが、年々その規制は厳しくなり、まるでゴミの分別をするかのように細かい規制へと変化しています。そのうち棺桶に入れることが許されないモノは燃えない、燃えにくいものとなります。
まずは金属類となります。かつてはお金を入れてあの世へという風習があったのですが、今はそれがダメになったので、紙への印刷物で代行しています。次は瀬戸物やプラスチック、ガラスなどの食器類となります。食器は完全に木製で代行しないとなりません。他にはビニールや分厚い本や布団、ぬいぐるみなどもダメな場合があります。ビニールは不完全燃焼で溶けたままになっていたり、本や布団などは分厚いことで燃えるのに余計な時間がかかることが理由になっています。
またスプレー缶などはそれ自体が金属でできてるし、内部にガスが入ってるため爆発の危険があるために入れてはなりません。スポーツの道具やCDなど音楽用品、ゴム製品なども完全燃焼しにくいし、ダイオキシンなどの問題や火葬炉の故障などが発生するために禁止されてる場合が増えています。そして盲点として同じ食事でも水分の量が多い果物なども禁止対象になっていたりします。水分が多いことで逆に燃えにくくしているからです。