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2017年03月08日

副葬品を入れる際に気を付けたいこと

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人の遺体は最終的に火葬されることになりますが、亡くなった人が生きている時に大事にしていたものを柩の中に入れる場合があります。これは副葬品と呼ばれるものですが、人が亡くなった場合にそれを入れるという行為は大昔から行われていたとされます。副葬品として供えられる物は様々であり、気に入っていた物や食べ物などを一緒に入れる場合もあります。土葬が行われていた時代では、副葬品の種類に制限がなかったとされていますが、現在では副葬品として入れる物に限りがあります。

そのことから、柩の中に副葬品を入れる場合、入れることができない物を事前に知っておく必要があります。火葬する訳ですから、燃えにくい物や遺骨を損傷させる物などは一緒に入れることができないと言われています。具体的には、多くの書物や水分が多く含まれている果物、ライターなどが列挙されています。燃えにくい物を副葬品として入れると灰などの発生や不完全燃焼が起こる場合があるとされるからです。またライターは破裂する恐れがあり、電池やスプレー缶も同じようなことが言えます。

亡くなった人の体内にペースメーカーが存在することもあり、その状態で遺体を焼くと爆発する場合があるので、あらかじめスタッフに伝えるようにします。プラスチックで作られた物などはダイオキシンなどの発生の原因になるので避けておきます。自治体によって副葬品として入れられない物の規定がなされている場合もあるので、自治体などに尋ねるのも一つの手です。